カラーマネジメント

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「色」を管理することで、精度の高いDDCPを実現

印刷業界ではCTPと呼ばれるデジタルデータからのダイレクト刷版により、制作拠点と印刷拠点を通信で結ぶ、フルデジタル化が推進されています。その際に必要となるのが、フィルムを介さずデータから直接色校正紙の出力を行うことで、遠隔地での色校正を可能にしたリモートプルーフィングです。このDDCP(Direct Digital Color Proofing)といわれる工程に不可欠なのが、「色」を管理するカラーマネジメントの概念です。 当社ではこのカラーマネジメントについての研究を行った結果、国際標準規格であるICCに準拠したカラーマネジメントソフト「SWICA」をセイコーエプソン社の協力により開発。1999年に「SWICA」Mac版を開発・販売したのを皮切りに、2002年には「NewSwica」Windows版を開発販売し、2008年には「SWICA 3」を開発し「Lascaux」の名称でシンボリック・コントロール株式会社より販売をおこなっています。

印刷現場から生み出されたSWICAシリーズ

当社では、1994年に初めて校正用のインクジェットプリンタを導入以来、プリプレスのデジタル化の一環としてDDCP(Direct Digital Color Proofing)の可能性を常に追い求めてきました。特に、1997年にグラビア出版印刷事業を開始するにあたり、ダイレクト彫刻によるフルデジタルラインを構築し、営業・製造の両面から校正のDDCP化を実現してきました。現在グラビア印刷事業の拠点である日野工場を中心に、DDCPの活用と精度の向上に向けて独自の取り組みが行われており、多くのクライアント様からも校正としてのDDCPについて十分な認知を頂いております。 その一方で、DDCPの実用化にはプルーファー自体の精度だけでなく、カラーマネージメントの精度も品質向上の大きなファクターであると考え、国内外の多くのカラーマネージメントシステムを評価してきました。しかしながら多くは当社が目標とするカラーマッチング精度のレベルに達していなかったため、自社開発に踏み切りました。現在当社内で稼働している「SICAS」は、プリプレス現場の要望を最大限に盛り込みながら、実務上必要とされる最高レベルのマッチング精度を実現することを目的として開発された独自のカラーマネージメントシステムであり、当社が長年に渡るDDCPへの取り組みの中で得たノウハウとカラーマネージメント技術を傾注して開発したものです。 この「SICAS」をベースに開発し1999年に発売を開始した「SWICA」は、印刷現場から生み出されたカラープルーフィングソフトウェアとして高い評価を頂き、お陰様で現在200社以上の印刷会社でご利用頂いております。更により高い精度と使いやすさを追求して研究・開発を続けた結果、「SWICA version 2」からWindowsに対応した「New Swica」へバージョンアップをおこない、さらに新技術を組み込んだ「SWICA 3」へと続いています。

SWICA 3 主な機能

■TIFF OUT 機能
PDF/X を汎用のTIFF に変換して出力することができます。 特色を含むPDF/X もスポットカラー処理を適用してTIFF に変換するので、 TIFF出力が可能な他の プリンタ から特色出力を行うことが可能となります。(カラーマッチング処理はそれぞれのプリンタで対応)
■色紙シミュレーション機能 *(佐川印刷、扶桑プレシジョンとの共同世界特許技術)
Device Link Profile 内では印刷本紙の紙色をCMYK で再現することが可能ですが、 これに加えてノイズを乗せることでよりリアルな刷本紙の質感をシミュレー ションすることができます。これは微塗工紙のようなざらつき感の大きな印刷本紙のプルーフを出力する場合により大きな効果が望めます。
■Bk 単独コントロール機能
一般にカラーマッチング処理を行う場合は一度CMYK 値をLab 値に変換するため、Bk 値が失われてBk 単独色であってもCMYKの掛け合わせ色になって しまいます。これに対しSWICA 3はインクジェットプリンタでもスミ文字のBk100%を維持した再現することができます。
■高精度なプルーフ品質が得られる専用紙を用意
プルーフの品質に関しては用紙の選択も重要な要素となります。SWICA 3では色再現性と安定性の高い数種類の専用紙を用意しており、 一般的な印刷本紙のプル ーフを 高い品質で実現・維持できるようになっています。
【機能一覧】
■対応フォーマット
入力:TIFF、PDF/X-1a、PDF/X-3、EPS、PS
出力:TIFF
■対応Profile
ICC基準のProfileからICC基準のDevice Link Profileを作成
■最適化
POTによるDevaice Link Profileのカラーマッチング精度最適化
■自動処理機能
マルチホットフォルダによる出力作業の自動化
■特色対応
特色対応CMYK+特色4色(CMYKを特色として指定することも可能)
■プリンタ制御機能
  • ・用紙種類、ロール紙/単票紙、解像度の選択
  • ・出力サイズの選択(データサイズに合わせた自動設定も可能)
  • ・片方向/双方向印刷の選択
  • ・クリーニング動作の起動
■生産管理機能
  • ・処理ログの保管及び管理
  • ・生産日付毎の統計処理
  • ・ジョブ単位毎の統計処理
■その他
  • ・EPSON ColorBaseによるキャリブレーション機能
  • ・Bk=100%部のBkインク単独描画機能
  • ・紙色にノイズを加えて質感を向上させる機能